レセプトビッグデータを用いた SGLT2 阻害薬による糖尿病網膜症進展防止効果についての解析

2022年5月13日

■ 学会名
第65回日本糖尿病学会年次学術集会

■ 発表日
2022/05/13

■ 共同演者
西岡祐一¹,²、竹下沙希¹,²、明神大也¹、久保慎一郎¹、新居田泰大¹,²、池茉美香²、玉城由子²、小泉実幸²、紙谷史夏²、中島拓紀²、毛利貴子²、桒田博仁²、榑松由佳子²、岡田定規²、野田龍也¹、今村知明¹、高橋裕²

1)奈良県立医科大学 公衆衛生学講座
2)奈良県立医科大学附属病院 糖尿病・内分泌内科

■発表形態
口頭

■ 要旨
【目的】リアルワールドの糖尿病患者におけるSGLT2Iによる糖尿病網膜症発症・進展防止効果を明らかにする。

【方法】DeSCデータベースのうちデータベース加入後1年以上糖尿病薬が処方されておらず、かつその後に糖尿病薬の処方が開始された症例を対象とした。年齢、性別、処方された糖尿病薬の種類について集計し、多変量解析を用いて糖尿病網膜症発生のオッズ比を計算した。

【結果】対象者は132,117人(男性57%,女性43%)で平均年齢は72.2±12.9歳,平均観察期間は2.7年±1.2年であった。調整後の網膜症発生率のオッズ比はSGLT2I処方群で非処方群に対して0.53(95%信頼区間 0.50-0.57)と有意に網膜症発症が少ないことが示された。

【考察】本研究ではSGLT2Iに糖尿病網膜症進展防止効果がある可能性について、選択バイアスの少ないビッグデータを用いた後ろ向きコホート研究で明らかにした。