レセプトビッグデータのクラスター解析によって明らかになった高度肥満の不均一性

2022年5月13日

■ 学会名
第65回糖尿病学会年次学術集会

■ 発表日
2022/05/13

■ 筆頭演者
竹下沙希¹,²

1)奈良県立医科大学 公衆衛生学講座
2)奈良県立医科大学附属病院 糖尿病・内分泌内科学講座

■ 共同演者
西岡祐一¹,²、明神大也¹、久保慎一郎¹、新居田泰大¹,²、津川 峻輔²、玉城由子²、小泉実幸²、紙谷史夏²、中島拓紀²、毛利貴子²、桒田博仁²、榑松由佳子²、岡田定規²、野田龍也¹、今村知明¹、高橋裕²

1)奈良県立医科大学 公衆衛生学講座
2)奈良県立医科大学附属病院 糖尿病・内分泌内科学講座

■ 発表形態
口頭

■ 要旨
高度肥満の多くは糖尿病を始めとする深刻な合併症を伴うが、合併症の少ない例もありその実態および病態は十分明らかにされていない。そこで今回我々はレセプトビッグデータを用いた高度肥満の病態の解明を試みた。
DeSCデータベースを用いて高度肥満症例の医療関連情報のクラスタリングによる分類を行なった。
BMI35以上の個人は合計9494人であり、比較的健康な集団を含め、経口剤、インスリン処方、細小血管症、大血管症、呼吸器疾患などの頻度について特徴的な7つのクラスターに分類された。
また、高度肥満の中で糖尿病を合併しやすい複数のクラスターがあり、処方や合併症に明確な差があることを示した。