慢性膵炎における飲酒量と生活習慣の関連に関する検討
2023年2月3日
■ 学会名
第42回アルコール医学生物学研究会学術集会
■ 発表日
2023/02/03
■ 共同演者
松本諒太郎、滝川哲也、正宗淳
東北大学大学院医学系研究科消化器病態学
■ 発表形態
口頭
■ 要旨
DeSCデータベースより抽出した2019年に健診を受診した慢性膵炎のうち、飲酒量データがある16335例を対象とした。
1日1合未満(A群)は10536例、1-2合未満(B群)は3710例、2-3合未満(C群)は1575例、3合以上(D群)は514例であった。各群の8.3%、20.5%、27.9%、31.1%がたばこを習慣的に吸っており、40.8%、41.6%、34.6%、29.8%が軽い運動を週2日以上実施していた。各群の14.1%、25.4%、33.2%、44.5%が就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上あり、6.2%、10.9%、17.1%、30.1%が週に3回以上朝食を抜いていた。各群の41.5%、42.2%、42.9%、46.2%に生活習慣改善の意向があった。
慢性膵炎の断酒指導にあたってはその他の生活習慣も念頭に置いた対応が必要である。