DeSCデータベースによる疾患ごとのTNFα阻害剤の使⽤状況の推計
2022年10月1日
■ 学会名
第40年会 日本社会薬学会年会
■ 発表日
2022/10/01
■ 筆頭演者
金子大樹¹,²
1) 神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーション研究科
2) セルトリオン・ヘルスケア・ジャパン株式会社
■ 共同演者
藤原杏奈¹,² 坂巻 弘之¹
1) 神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーション研究科
2) セルトリオン・ヘルスケア・ジャパン株式会社
■ 発表形態
Poster
■ 要旨
近年、自己免疫疾患に対していくつかのバイオ医薬品の使用が可能になっており、バイオ後続品も上市されている。Descデータベースを用いて、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、乾癬患者を対象に患者背景、バイオ後続品を含む複数のTNFα阻害剤(インフリキシマブ、エタネルセプト及びアダリムマブ)の処方回数及び使用例数について集計した。
全国の推測患者数と比較し、Descデータベースの患者の構成比はやや関節リウマチが多かったが、男女比はほぼ同様であった。またバイオ後続品も含むバイオ医薬品の各メーカのシェア割合もNDBオープンデータから推計されるシェア割合と類似していた。
DeSCデータベースは小児から高齢者までの年齢層をカバーし、性別比、疾患別の患者数の比も母集団と類似していると考えられた。また薬剤のシェア割合も母集団代表性を有してると考えられた。