■ 学会名
第60回日本循環器病予防学会学術集会

■ 発表日
2024/05/12

■ 筆頭演者
中山晋吾¹,²
1) 東北医科薬科大学病院 腎臓内分泌内科
2) 東北医科薬科大学 衛生学・公衆衛生学

■ 共同演者
佐藤 倫広²,³、遠山 真弥²,³,⁵、橋本 英明¹,²,³、村上 任尚²,⁴、廣瀬 卓男¹,⁶、小原 拓³,⁷、森 建文¹、目時 弘仁²,⁸
1) 東北医科薬科大学病院 腎臓内分泌内科
2) 東北医科薬科大学 衛生学・公衆衛生学
3) 東北大学　東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門
4) 東北大学大学院歯学研究科　リハビリテーション講座 加齢歯科学分野
5) 自衛隊仙台病院 内科
6) 東北大学大学院医学系研究科 内分泌応用医科学
7) 東北大学病院 薬剤部
8) 一般社団法人 東北血圧管理協会

■ 発表形態
口演 (Oral)

■ 要旨
フェブキソスタット、トピロキソスタットは、キサンチンオキシダーゼ阻害薬として高尿酸血症に広く使用されており、先行研究で腎保護作用が報告されている。本研究の目的は、フェブキソスタット内服者とトピロキソスタット内服者の蛋白尿出現リスクおよび腎機能変化率を比較することとした。DeSCヘルスケア株式会社が保有する日本人の健診・レセプトデータを用い、フェブキソスタット、トピロキソスタット既存内服者17,446名(年齢:67.4歳、女性:11.8％)を解析対象者とした。両治療薬群の蛋白尿出現リスクの比較をCoxモデルで、腎機能変化率の群間差を重回帰分析で解析した。ベースライン時eGFR 60 mL/min/1.73m2以上/未満で区分し、性別、年齢、BMI、高血圧、糖尿病で層別解析を行った。eGFR 60 mL/min/1.73m2以上の糖尿病のない群で、フェブキソスタット内服者と比較してトピロキソスタット内服者で蛋白尿出現が有意に少なかった。