定期的な歯周病管理と高血圧発症との関連:健診・歯科レセプトデータ分析
■ 学会名
第60回日本循環器病予防学会 学術集会 (the 60th Annual Meeting of Japanese Society of Cardiovascular Disease Prevention)
■ 発表日
2024/05/11
■ 筆頭演者
村上 任尚¹,²,³
1) 東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室
2) 東北大学大学院歯学研究科 リハビリテーション歯学講座 加齢歯科学分野
3) 東北大学東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門
■ 共同演者
佐藤倫広¹,³、関大蔵²、大久保孝義⁴、目時弘仁¹,⁵
1) 東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室
2) 東北大学大学院歯学研究科 リハビリテーション歯学講座 加齢歯科学分野
3) 東北大学東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門
4) 帝京大学医学部 衛生学公衆衛生学講座
5) 一般社団法人 東北血圧管理協会
■ 発表形態
口演 (Oral)
■ 要旨
本研究の目的は、健診および歯科レセプトデータを用いて、定期的な歯周病管理と高血圧発症の関連を検討することである。2016年の健診受診日をベースラインとし、そこに至るまでの3年間(2014~2016)を歯周病管理状況確認期間とした。解析対象は、ベースライン時点で高血圧や脳心血管疾患の既往のある者、無歯顎者、および解析に必要なデータが欠損している者を除外した68,014名(平均年齢:約44歳)である。3年間で毎年1回以上歯周病管理を受けた群と、受けなかった年がある群の高血圧発症リスクをCox比例ハザードモデルにて比較した。平均観察期間は3.8年で、ベースライン時の血圧を含む各種共変量で調整を行ったところ、毎年歯周病管理を受けていた群と比較して、3年間で一度も管理を受けていない群で高血圧発症リスクが有意に高いことが明らかとなった(HR 1.09, 95%CI: 1.02-1.16)。定期的な歯周病管理が循環器疾患発症の一次予防に寄与する可能性が示唆された。
