■ 学会名
第97回日本内分泌学会学術総会

■ 発表日
2024/06/07

■ 筆頭演者
勝又美穂
奈良県立医科大学　糖尿病・内分泌内科学講座

■ 共同演者
勝又美穂¹, 中島拓紀¹, 西岡祐一¹,², 紙谷史夏¹, 明神大也², 榑松由佳子¹, 岡田定規¹, 野田龍也², 今村知明², 高橋　裕¹
1) 奈良県立医科大学　糖尿病・内分泌内科学講座　2) 奈良県立医科大学　公衆衛生学講座

■ 発表形態
口演

■ 要旨
副腎クリーゼは生命を脅かす状態であり疫学的知見は発症予防や予後の改善のために重要である。今回慢性副腎不全患者における副腎クリーゼ発症の実態について解析した。副腎クリーゼを起こした背景疾患では続発性副腎不全が多く、若年層では先天性副腎過形成症による副腎クリーゼが多かった。また誘因疾患では消化管感染症、呼吸器感染症が約4割を占め、特に1月はインフルエンザの割合が多かった。また、今回初めてコートリル21-25mg内服群・高齢に副腎クリーゼのオッズ比が高く、夏と冬にリスク比が高かったことを示した。