レセプトビッグデータを用いた妊娠後骨粗鬆症の病態解明

2024年6月8日

■ 学会名
第97回日本内分泌学会学術総会

■ 発表日
2024/06/08

■ 筆頭演者
小泉実幸¹
1)奈良県立医科大学 糖尿病・内分泌内科学講座

■ 共同演者
西岡祐一¹,², 紙谷史夏¹, 中島拓紀¹, 森田えみり², 久保慎一郎², 榑松由佳子¹, 岡田定規¹, 野田龍也², 今村知明², 高橋 裕¹
1)奈良県立医科大学 糖尿病・内分泌内科学講座 2) 同 公衆衛生学講座

■ 発表形態
口演

■ 要旨
1,300万人規模のレセプトビッグデータで出産を定義し、妊娠後骨粗鬆症の実態を明らかにした。妊娠前3年間の脆弱性骨折発生率をコントロールとし、妊娠中期・後期はRR0.1-0.4に低下し、産後6ヶ月間は椎体骨折リスクがRR1.7と増加した。自己対照研究デザインによる解析でも産後6ヶ月間はRR3.11と増加し、妊娠中期RR0.07後期0.06と低下し、2つの手法で同様の結果であった。新たに「産後6ヶ月以内に発症する脊椎圧迫骨折を主病変とする疾患」と定義づけられることが明らかになった。