レセプトビッグデータ解析:1型糖尿病発症における家族歴のリスクの定量化

2024年5月17日

■ 学会名
第67回日本糖尿病学会年次学術集会

■ 発表日
2024/05/17

■ 筆頭演者
森田えみり¹
1)奈良県立医科大学 公衆衛生学講座

■ 共同演者
西岡祐一¹,²,竹下沙希¹,²,勝又美穂²,玉城由子²,尾﨑邦彰²,小泉実幸²,紙谷史夏²,毛利貴子²,中島拓紀²,榑松由佳子²,岡田定規²,明神大也¹,野田龍也¹,今村知明¹,高橋裕²
1)奈良県立医科大学 公衆衛生学講座 2)奈良県立医科大学附属病院 糖尿病・内分泌内科

■ 発表形態
口演

■ 要旨
【目的】1型糖尿病の家族歴が発症リスクに与える影響を定量的に評価する。
【方法】DeSCデータベースを使用し、過去1年間継続して保険に加入しており、1型糖尿病の既往がない人を対象とした。1型糖尿病は、傷病名、インスリンの処方、1型糖尿病の診療行為により定義した。観察開始時点で家族歴がある群とない群において、家族歴なしに対する家族歴ありのアウトカム発生のリスク比を調べた。
【結果】対象者は8,320,106人、対象者の年齢は59.8±23.7歳、観察期間は3.5±1.9年であり、そのうち0.02%に1型糖尿病の家族歴があった。1型糖尿病の発症率は家族歴なしの群では0.03%、家族歴ありの群では0.24%であった。家族歴なしに対する家族歴ありのリスク比は8.3 (95%信頼区間:3.1-22.0)と有意に高値であった。
【考察】大規模医療データベースを用いて、1型糖尿病の家族歴が発症に与えるリスクを定量的に示した。