特定健診の効果分析結果は一般的な対照群の設定次第で大きく変わることの実証結果
2024年10月31日
■ 学会名
第83回日本公衆衛生学会総会
■ 発表日
2024/10/31
■ 筆頭演者
今村知明¹
1) 奈良県立医科大学公衆衛生学講座
■ 共同演者
西岡祐一¹、竹下沙希¹、森田えみり¹、明神大也¹、野田龍也¹
1) 奈良県立医科大学公衆衛生学講座
■ 発表形態
ポスター
■ 要旨
健診受診群と非受診群の予後(医療費、糖尿病発症)を比較した。対照群設定のための因子として観察開始日を合わせた上で①調整なし②年齢、性別③年齢、性別、観察開始前1年間の医療費・受診日数を用いた。加入期間1年以上の9,136,870名を対象とした。対象者に占める健診受診者の割合は26.5%であった。対照群の設定により特定健診受診の推定効果量は異なった。特に健診後半年間の糖尿病薬処方開始率比(健診群/対照群)は①0.83②0.78③1.11であった。健診後半年間の1人当たり外来医療費の比は①0.75②0.91③1.52、4年間で①0.78②0.85③1.06、5~8年後で①0.94②0.91③1.02となった。健診の推定効果量が対照群の設定によって異なることが改めて示された。今後はレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を用いた特定健診等の効果量推定を実施していく。
