■ 学会名
第72回日本心臓病学会学術集会

■ 発表日
2024/09/29

■ 筆頭演者
新井秀宜¹
1)兵庫医科大学　データサイエンス部門/臨床疫学

■ 共同演者
作間未織¹、稲葉剛志¹、綾仁信貴²、森本剛¹
1)兵庫医科大学　データサイエンス部門/臨床疫学
2)京都府立医科大学大学院医学研究科　精神機能病態学

■ 発表形態
口頭

■ 要旨
DeSC社提供の匿名加工済みレセプトデータを使用して、75歳以上の大動脈弁狭窄症 (AS) 患者を経カテーテル大動脈弁置換術（TAVI）群と標準的薬物治療（SMC）群に分け、3年間の全死亡と総医療費を2群間で比較し、TAVIの費用対効果を検証した。全死亡に関して、SMC群に対するTAVI群のハザード比 (95%CI) は0.61 (0.53－0.68) であった。TAVI群とSMC群の総医療費の中央値 (四分位範囲) はそれぞれ9,275,870 (7,761,600－11,654,645) 円、2,364,740 (1,097,930－4,925,940) 円であった。SMC群に対するTAVI群の増分費用効果比 (ICER) は16,342,074円/QALYであった。