レニン・アンジオテンシン系阻害薬、利尿薬および非ステロイド性抗炎症薬の併用と腎障害との関連

2024年3月30日

■ 学会名
日本薬学会第144年会

■ 発表日
2024/3/30

■ 筆頭演者
今任拓也¹
1)福岡大学薬学部医薬品情報学教室

■ 共同演者
大藪康平¹、右田啓介¹
1)福岡大学薬学部医薬品情報学教室

■ 発表形態
口頭

■ 要旨
レニン・アンジオテンシン系阻害薬(RAS阻害薬)、利尿薬および非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の3剤併用は、Triple whammyと呼ばれており、急性腎障害(AKI)のリスクとなる可能性が示唆されている。そこで、本研究は3剤の併用状況とAKIとの関連について、Cox比例ハザードモデルよりハザード比を算出した。その結果、RAS阻害薬、利尿薬およびNSAIDの3剤併用、RAS阻害薬と利尿薬の2剤併用において、AKI発症リスクを増加させる可能性が示唆された。