歯科処置と化膿性脊椎炎の関連:ケース・クロスオーバー研究
2023年11月11日
■ 学会名
第6回日本臨床疫学会
■ 発表日
2023/11/11
■ 筆頭演者
桝田崇一郎¹,²
1) 京都大学整形外科
2) 京都大学薬剤疫学分野
■ 共同演者
深澤俊貴²,³、竹内正人⁴、新井是則⁵、藤林俊介¹、大槻文悟¹、村田浩一¹、清水孝彬¹、松田秀一¹、川上浩司²
1) 京都大学整形外科
2) 京都大学薬剤疫学分野
3) 京都大学デジタルヘルス学講座
4) 静岡社会健康医学大学院大学医療情報解析学分野
5) 大阪歯科大学口腔インプラント学講座
■ 発表形態
口頭
■ 要旨
ケース・クロスオーバー研究で歯科的処置後の化膿性脊椎炎発症との関連を検討した結果、歯科処置がその後の化膿性脊椎炎発症のリスクを増加させることはなかった。予防的抗菌薬使用により層別化した追加解析では、予防的抗菌薬使用の有効性は認めなかった。本研究結果を踏まえると、歯科処置の化膿性脊椎炎発症リスクは過大評価されており、歯科処置前の予防的抗菌薬の適応は再検討されるべきかもしれない。
