DeSC DBにおける死亡率および1人当たり医療費の代表性: 公的統計との比較検証

2024年10月29日

■ 学会名
第84回日本公衆衛生学会総会

■ 発表日
2025/10/29

■ 筆頭演者
神田 将和¹
1) DeSCヘルスケア株式会社

■ 共同演者
伊藤 康太郎¹、鈴木 雅¹、幡鎌 暁子¹
1) DeSCヘルスケア株式会社

■ 発表形態
ポスター

■ 要旨
DeSCデータベースは広範な年齢層を網羅し、その集団代表性については先行研究で一定の評価がなされてきたものの、死亡率や医療費といった指標の代表性は十分に検証されていなかい。本研究では、公的統計と比較してその代表性を定量的に評価することを目的とした。2018〜2023年度の国保・後期高齢者データ(約1,100万人)を使用し、年齢階級別の死亡率と1人当たり医療費を算出した。これらを簡易生命表および国民医療費統計と比較し、標準化死亡比と標準化医療費比を推計した。その結果、DeSCデータベースの国保・後期高齢者データから得られる死亡率は65歳以上、1人当たり医療費は75歳以上においてそれぞれ日本全体の集団から得られる公的統計と高い一致を示すことが明らかになった。DeSCデータベースは悉皆性を有するものではないものの、研究目的に応じた感度分析等を実施することで、疫学研究の結果を一般化できる基盤として有用であることが示唆された。