大規模レセプトデータを用いた高齢発症関節リウマチ患者の診療実態
2026年3月29日
■ 学会名
日本薬学会第146年会
■ 発表日
2026/03/29
■ 筆頭演者
渡邊 美羅乃
明治薬科大学 薬学部 公衆衛生・疫学研究室
■ 共同演者
川下堅太朗、酒井良子、赤沢学
明治薬科大学 薬学部 公衆衛生・疫学研究室
■ 発表形態
口頭
■ 要旨
【目的】関節リウマチ(RA)の新規患者を対象に、診療実態を年齢層別で記述すること。【方法】DeSCヘルスケア株式会社のレセプトデータ(2014年4月-2023年8月)を使用し、RAの確定診断及び従来型合成疾患修飾性抗リウマチ薬が初回処方された患者を対象とした。初回処方月の時点で50-64歳を若年発症群、65-74歳を高齢発症群、75歳以上を超高齢発症群と区分し、RA治療薬の処方割合を記述した。【結果】対象患者は、若年発症群 6,977 例、高齢発症群11,818 例、超高齢発症群25,943 例であった。処方割合は、メトトレキサートは高齢ほど低く、グルココルチコイド(GC)は高齢ほど高かった。生物学的製剤の処方内訳はTNFα阻害薬が高齢ほど低く、アバタセプトは高齢ほど高かった。【考察】処方割合は年齢層別で異なり、腎機能を考慮した薬剤選択がされている。一方で、骨折リスクを高めるGCは高齢ほど使用されており、リスクを踏まえた薬剤選択が求められる。
